Euralille
1/28(木)
学校にてスタジオの準備。大体ネタは揃ってきたけど何かが欠けている気がする。
1st yearのリールスタジオのセミナーに参加。元OMAパートナーでユーラリールプロジェクトを担当したFloris Alkemadeのプレゼンテーションがあった。
OMAでは計画の核として、ユーラリールをピラネーゼの"Campo Marzio"に見られる様々な市民の日常が重なる都市性と、郊外のショッピングモールに見られる現代の都市性をミックスする場にしようと試みた。
車社会の結果生まれたショッピングモールをただ否定してヒューマンでコンパクトな都市をつくるべきだと主張するのは甘すぎる。そうではなくどう現実を引き受けるのかと試みる割り切りがOMAらしいと思った。
ハイウェや高速鉄道などといった巨大インフラは現代を生きる僕等にとって不可欠な要素である。その現実を引き受けた上で、新しい都市性とは何かと答えようとしたのがユーラリールであった。
だからこそ初期の車が頭上を駆け抜けるマンガのようなパースには、インフラと都市性の融合が見られる。それが20世紀後半の姿であると彼等は解釈していた。
しかし実際にできたプロジェクトはどうだろうか?経済的、政治的な諸々の事情によってプロジェクトの核であったインフラと都市性の融合が見失われているように思われた。
大きなプロジェクトでは核になる要素を守ることが如何に大切で、そして如何に難しいかを目の当たりにした。
* * *
深夜帰宅しようと外に出ると吹雪。こんな天気の中自転車をこいで帰るのは辛い。疲れと無理して自転車で帰ってきた負担で、久し振りに寝ている最中に足をつった。痛い。
学校にてスタジオの準備。大体ネタは揃ってきたけど何かが欠けている気がする。
1st yearのリールスタジオのセミナーに参加。元OMAパートナーでユーラリールプロジェクトを担当したFloris Alkemadeのプレゼンテーションがあった。
OMAでは計画の核として、ユーラリールをピラネーゼの"Campo Marzio"に見られる様々な市民の日常が重なる都市性と、郊外のショッピングモールに見られる現代の都市性をミックスする場にしようと試みた。
車社会の結果生まれたショッピングモールをただ否定してヒューマンでコンパクトな都市をつくるべきだと主張するのは甘すぎる。そうではなくどう現実を引き受けるのかと試みる割り切りがOMAらしいと思った。
ハイウェや高速鉄道などといった巨大インフラは現代を生きる僕等にとって不可欠な要素である。その現実を引き受けた上で、新しい都市性とは何かと答えようとしたのがユーラリールであった。
だからこそ初期の車が頭上を駆け抜けるマンガのようなパースには、インフラと都市性の融合が見られる。それが20世紀後半の姿であると彼等は解釈していた。
しかし実際にできたプロジェクトはどうだろうか?経済的、政治的な諸々の事情によってプロジェクトの核であったインフラと都市性の融合が見失われているように思われた。
大きなプロジェクトでは核になる要素を守ることが如何に大切で、そして如何に難しいかを目の当たりにした。
* * *
深夜帰宅しようと外に出ると吹雪。こんな天気の中自転車をこいで帰るのは辛い。疲れと無理して自転車で帰ってきた負担で、久し振りに寝ている最中に足をつった。痛い。
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by murakuni75
| 2010-02-02 20:46
CAD
1/27(水)
今までのリサーチ中心の生活からCADドローイングの段階に移っている。朝から図書館にてラップトップの画面に向かいドローイングを続ける。疲れたときにリーディングをしたり文章を書いたりしながら過ごす。
夕方学校によってスタジオメンバー同士の全体ミーティング。お互いの進捗具合を大雑把に確認する。その後ドンウーとミーティングをする。
今までのリサーチ中心の生活からCADドローイングの段階に移っている。朝から図書館にてラップトップの画面に向かいドローイングを続ける。疲れたときにリーディングをしたり文章を書いたりしながら過ごす。
夕方学校によってスタジオメンバー同士の全体ミーティング。お互いの進捗具合を大雑把に確認する。その後ドンウーとミーティングをする。
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by murakuni75
| 2010-01-28 07:38
Common Design for Social Change: Practicing in Rome
1/26(火)
今セメスター最後のパブリックレクチャはローマの建築家Lorenzo Romito。彼はStalkerというグループの設立者であり現在も主要メンバーの一人。
簡単に言うとStalkerとはボトムアップな活動を実践しているグループ。彼等は都市領域を統計的に扱うのではなく、歴史、環境、アート、建築を行ったり来たりしながらリサーチや実験を行っている。
彼は建築家ではあるがStalkerでは建物の設計は行っていない。その代りに例えば、バラバラになって点在しているコミュニティや土地に注目して、住民を巻きこんだ動きを起こしコミュニティ間のつながりを築いこうと試みている。また、自分の住んでいる土地のすぐ近くにありながら忘れられているテリトリーに焦点を当てて住民に対して気付きを与えようと活動している。
その他の活動として、ベニチア建築ビエンナーレをはじめとした多くの展示会に参加したり、出版、講演も多く行っている。
今日のレクチャは彼の思想が中心だったためイマイチ彼がどのようなかたちで何をしている人なのかわからなかった。果たして彼を建築家とよべるのだろうか?会場から、「あなたにとって建築とはなにか?」という質問が出た。彼は「社会の隠れた問題やプロセスを視覚化させることが建築である。」と彼は答えた。
建築家はいつも華々しいコラージュや美しい竣工写真をもって自身の思想を視覚化する。
しかし彼はもう少しリアリティに近いかたちでの視覚化に興味を持っているようだ。
きっと参加してみると面白い活動なのだと思うが、僕は彼のような活動にはどうしても泥臭くて、なんとなく宗教的な雰囲気を感じてしまい、上手くのめり込むことができない。
今セメスター最後のパブリックレクチャはローマの建築家Lorenzo Romito。彼はStalkerというグループの設立者であり現在も主要メンバーの一人。
簡単に言うとStalkerとはボトムアップな活動を実践しているグループ。彼等は都市領域を統計的に扱うのではなく、歴史、環境、アート、建築を行ったり来たりしながらリサーチや実験を行っている。
彼は建築家ではあるがStalkerでは建物の設計は行っていない。その代りに例えば、バラバラになって点在しているコミュニティや土地に注目して、住民を巻きこんだ動きを起こしコミュニティ間のつながりを築いこうと試みている。また、自分の住んでいる土地のすぐ近くにありながら忘れられているテリトリーに焦点を当てて住民に対して気付きを与えようと活動している。
その他の活動として、ベニチア建築ビエンナーレをはじめとした多くの展示会に参加したり、出版、講演も多く行っている。
今日のレクチャは彼の思想が中心だったためイマイチ彼がどのようなかたちで何をしている人なのかわからなかった。果たして彼を建築家とよべるのだろうか?会場から、「あなたにとって建築とはなにか?」という質問が出た。彼は「社会の隠れた問題やプロセスを視覚化させることが建築である。」と彼は答えた。
建築家はいつも華々しいコラージュや美しい竣工写真をもって自身の思想を視覚化する。
しかし彼はもう少しリアリティに近いかたちでの視覚化に興味を持っているようだ。
きっと参加してみると面白い活動なのだと思うが、僕は彼のような活動にはどうしても泥臭くて、なんとなく宗教的な雰囲気を感じてしまい、上手くのめり込むことができない。
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by murakuni75
| 2010-01-27 20:24
緊張感
1/25(月)
学校で集中してスタジオの作業を進める。なんとなくまとまってきたがまだ何かが足りない。何が足りないのかはわからないが、何かが足りないということは明らかだ。
1st yearのファイナルプレゼンテーション、2nd yearのミッドターンレビューが近づいてきたため、学校全体にいい意味での緊張感が高まってきた気がする。
学校で集中してスタジオの作業を進める。なんとなくまとまってきたがまだ何かが足りない。何が足りないのかはわからないが、何かが足りないということは明らかだ。
1st yearのファイナルプレゼンテーション、2nd yearのミッドターンレビューが近づいてきたため、学校全体にいい意味での緊張感が高まってきた気がする。
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by murakuni75
| 2010-01-26 16:38
日曜日カフェ
1/24(日)
日曜日なので家族で出かける。今日の目的は二つ。最近もかとまいちゃんの大好物であるケバブを食べに行くことと、お気に入りのカフェを開拓すること。
セントラルステーションでバスを降りてからしばらく歩く。街の中にはなかなかケバブが食べれる店は無い。中心から少し外れるところにあった。派手な看板の割には中の様子は薄暗い。気にせず家族で突撃。何組かお客さんがいたので少しほっとした。
満腹になって今度はカフェを探しに歩く。あまり普段行かない中通りにギャラリーとカフェが一緒になったお店を発見。一回はパーティ会場として大賑わいだったが、二階はあまり人がいなくてとても落ち着ける場所だった。下から聞こえてくるガヤガヤして笑い声とテクノ調のBGMにもかは大満足。ずーと一人でダンスをしていた。
日曜日なので家族で出かける。今日の目的は二つ。最近もかとまいちゃんの大好物であるケバブを食べに行くことと、お気に入りのカフェを開拓すること。
セントラルステーションでバスを降りてからしばらく歩く。街の中にはなかなかケバブが食べれる店は無い。中心から少し外れるところにあった。派手な看板の割には中の様子は薄暗い。気にせず家族で突撃。何組かお客さんがいたので少しほっとした。
満腹になって今度はカフェを探しに歩く。あまり普段行かない中通りにギャラリーとカフェが一緒になったお店を発見。一回はパーティ会場として大賑わいだったが、二階はあまり人がいなくてとても落ち着ける場所だった。下から聞こえてくるガヤガヤして笑い声とテクノ調のBGMにもかは大満足。ずーと一人でダンスをしていた。
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by murakuni75
| 2010-01-26 16:32
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